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肝臓の機能改善や代謝向上
効果のある栄養成分

肝臓機能や代謝力を高める10種類の栄養成分 栄養素の中にはクルミンやアミノ酸のように、肝臓の機能を強化したり、代謝を高める働きがある成分が在ります。その中から特に肝臓に効果がある成分を10種類集めました。それぞれの特徴や効果をみていきましょう。

代謝向上が期待できる成分リスト

代表的なものは「クルクミン」「セサミン」「クエン酸」「アミノ酸」「オルニチン」「タウリン」「アラニン」「メチオニン」「ロイシン」です。詳細をまとめたので見ていきましょう。

 

Component 1

手軽に摂取できる身近なスパイス

クルクミンはウコンに含まれる色素成分で、ターメリックとも呼ばれています。様々な効果がありますが、特に注目したいのが、肝機能を高める効果。有害物質の解毒と胆汁の分泌を促す働きがあり、二日酔いの予防効果があります。抗酸化作用もあり、活性酸素を除去して、若々しいお肌をキープ。またイライラを沈めて、精神状態を安定させる効果もあり、積極的に摂りたい成分です。

クルクミンを摂取できる食品リスト

  • ウコン
  • カレー
  • たくあん
 
 

Component 2

ゴマパワーで二日酔いを予防する

セサミンはゴマから抽出した、希少価値のある成分です。アルコールの代謝を助けて、肝機能を高める働きがあり、二日酔い防止にも効果が期待できます。また抗酸化力に優れていて、悪玉コレステロールの抑制や、疲労回復、生活習慣病の改善、高血圧の改善や予防、免疫力の向上、がんの抑制、アンチエイジング等、様々な効果が期待できます。ただし大量に摂取するとカロリーオーバーになるので気をつけて。

セサミンを摂取できる食品リスト

  • ゴマ
  • ゴマ油
  • 米・麦等の穀物
 
 

Component 3

肝機能をアップする酢の力

クエン酸はレモンや梅干し、酢に含まれる、酸味成分。昔から「疲れたときには梅干しを食べるといい」といわれるように、優れた疲労回復効果があります。クエン酸は、食物をエネルギーに変える「クエン酸回路」を構成する、重要な成分です。生成したエネルギーを肝臓に供給したり、亜鉛やミネラルの吸収を高めて、肝機能を向上させます。またクエン酸サイクルの活性化で免疫力アップ、ダイエット効果も。

クエン酸を摂取できる食品リスト

  • お酢
  • 柑橘系(レモン・みかん、グレープフルーツ等)
  • 梅干し
 
 

Component 4

生命を維持する重要な栄養素

肝臓や筋肉等、私たちの体は、タンパク質からできています。アミノ酸は、タンパク質を構成する成分で、肝機能の改善や、筋肉の増強等、全身の健康をサポートしています。これが不足すると、肝機能障害や筋肉疲労、うつ症状等、様々なトラブルが全身にみられるようになります。アミノ酸のうち、必須アミノ酸は体内で合成できないため、健康な体を維持するためにも、毎日の食事でしっかりとることが重要です。

アミノ酸を摂取できる食品リスト

  • 豚肉
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • あじ

オルニチン

アンモニアを解毒して肝機能向上
オルニチンは血液とともに体内を循環する、遊離アミノ酸の一種です。オルニチン回路(尿素回路)に働きかけて、アンモニアの解毒を促します。オルニチンサイクルが活性化することで、有害物質の解毒や糖の代謝が活発になり、肝機能が向上します。またアンモニアの解毒が促されることで、アルコール摂取後に増加する「NADH」の消費量が増えて、アルコール性疲労を予防する効果もあります。

タウリン

アルコール分解と胆汁分泌を促す
タウリンはアミノ酸の一種です。体内でつくられる非必須アミノ酸に分類され、タコやイカなどの魚介類からも摂取できる栄養素です。タウリンには、気温等が変動しても体がその影響を受けないように、自律神経や体温等を安定させる働きがあります。肝臓の働きに大きく関わり、アルコールの分解を促して二日酔いを予防し、胆汁の分泌を促して脂肪肝を改善する効果等があります。

アラニン

肝臓の再生に関わるアミノ酸
アラニンは体内で生成できる、非必須アミノ酸の一つ。シジミやハマグリ等の、貝類に多く含まれている栄養素で、食品添加物の甘味料としても使われています。主な効果は、肝機能の改善効果です。肝臓に働きかけて、アルコール分解を促して二日酔いを予防したり、肝臓の再生や、脂肪肝・肝硬変の予防と改善効果等があります。不足すると肝機能の低下や全身疲労等を引き起こします。

メチオニン

肝機能を高めて肝脂肪を予防する
メチオニンは、体内で作ることができない必須アミノ酸で、カツオやヒラメ等の魚類に多く含まれている栄養素です。体内に入るとシステインに変化して、メラニン色素の過剰生成を抑えて美肌効果が期待できます。メチオニンには、代謝を促進して肝機能を高め、血中コレステロールを燃焼して脂肪肝を防ぎます。この他、うつ症状の改善、認知症の予防・改善、記憶力の向上などが期待できます。

ロイシン

肝臓がんの発生を抑制する
ロイシンは必須アミノ酸の一つです。日常的に摂取する、肉や魚、大豆等に多く含まれているので、ロイシン不足になることは、ほとんどありません。ロイシンには、肝機能の改善効果があり、肝硬変から肝細胞がんが発生するのを、抑制します。またインスリンに働きかけて、肝機能を高めたり、運動で疲労した筋肉を強化したり修復する作用もあります。その他、ストレスの緩和や育毛効果も期待できる成分です。