肝臓の働きを助けてくれるアスタキサンチン
アスタキサンチンには抗酸化作用があり、肝臓に影響を及ぼす活性酸素を除去してくれる効果がありますよ。肝臓の働きがアップするので、疲労回復にもつながります。肝硬変や肝炎を防止する働きもあるため、肝臓が気になる方にぜひ、おすすめしたい栄養素です。
アスタキサンチンは天然の色素・カロテノイドの一種です。鮭・真鯛・いくら・エビ・カニに多く含まれています。摂取すれば肝臓内の活性酸素を抑制して肝機能を高めてくれますよ。1日の摂取目安量は6mgと言われ、人の体内では作ることができないためアスタキサンチンを含む食材を食べて積極的に摂取することが大切です。

鮭
100g当たり2.5~3.5mgのアスタキサンチンを含有しています。ビタミンCと一緒に食べれば相乗効果がでますよ。鮭の塩焼きにレモンを振りかけて食べるのがおすすめ。
毛ガニ
100g当たり1.11mgを含有。殻ごと食べられるサクラエビやワタリガニもおすすめです。
金目鯛
100g当たり2.0~3.0mgのアスタキサンチンが含まれています。身より皮のほうに多く含まれるため、皮ごと食べるのが摂取のポイント。
肝機能をアップして疲労回復に役立つ
アスタキサンチンには抗酸化作用があり活性酸素を抑制する効果があります。肝臓内に溜まりやすい活性酸素を減少してくれるため、代謝や解毒作用などの肝機能がもつ働きを高めてくれますよ。
肝機能がアップすれば、朝すっきりと目覚めることができる上に、お酒を飲み過ぎても解毒作用のおかげで老廃物が体外に排出されやすくなるため二日酔いになりにくくなります。

大量飲酒が原因である肝硬変やウィルスにかかってしまうことで発症する肝炎の予防にも有効です。
アスタキサンチンは人間の身体で重要な器官、「脳」にまで届く数少ない栄養素の1つで、脳の衰えを防ぎ脳疾患を予防する効果も期待されています。同じ抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEなどの栄養素は脳までは届かないため、アスタキサンチンはより優れた栄養素と言えるでしょう。
アスタキサンチンには水に溶けにくく熱に強い特長があります。そのため、アスタキサンチンを含む食材を調理する時は、どのような方法でも効果が落ちることはほとんどありません。油を使った調理法だとより吸収率が高まりますよ。
また、アスタキサンチン単体で摂取するよりもリコピンやミネラル、ビタミンと一緒にとると効果的です。気になるアスタキサンチンの摂取目安量ですが、1日6mgが健康や美容に良いと言われています。アスタキサンチンの過剰摂取で副作用が出たと言う話は今のところありませんが、なにごとも適量が大切です。適切な量を摂取して疲労に強い健康な体を維持していきましょう。
・天然カロテノイドアスタキサンチン、PPAR-αアゴニストおよびPPAR-γアンタゴニストは、脂質負荷肝細胞中のトランスクリプトームを再配線することにより、肝臓の脂質蓄積を減少させる
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22707263
・ラットにおける2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ダイオキシン誘発肝障害に対するアスタキサンチンの有益な効果
甲殻類・魚類のアレルギーがある人は注意
アスタキサンチン自体の副作用については、今のところないと言われています。しかし、アスタキサンチンを含む食材にはエビやカニが多いため、甲殻類や魚類にアレルギーをもつ方は食材に注意して摂取することが大切です。
ほかのカロテノイドと摂取すると吸収率が弱まる
アスタキサンチンは天然色素カロテノイドの一種です。緑黄色野菜や卵黄など鮮やかな食材に含まれている色素もカロテノイド。別々のカロテノイド同士を同時に摂取すると胃や腸などの消化管で競争してしまうため、アスタキサンチンの吸収率が低くなってしまうことも。効率よく吸収するには他のカロテノイドを含む食材との同時摂取は避けた方がよいでしょう。