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レシチン

肝機能を高める効果を持つ優れものレシチン

レシチンは私たちの体内にある細胞膜をつくる主成分で、脳や神経組織に多く含まれます。細胞にとって必要不可欠な栄養素であり、肝臓を健康に保つために欠かせない存在です。
具体的にどう作用するのか?特徴や効果、レシチンが多く含まれる食品、摂取時の注意などをご紹介します。正しい知識を身につけて、今後の食生活に摂り入れてみてください。

レシチンとは

レシチンは別名「ホスファチジルコリン」と呼ばれるリン脂質の一種です。細胞膜の主成分であり、健康のために必要な物質を取り込み、不要なものは通さないようにするなど、その役割はとても大きいもの。

注目すべきは「乳化作用」をもつことです。乳化作用とは、水と油のように本来混ざり合うことがないもの同士を融合させる働きを指します。人の体は水溶性と脂溶性の2種類から成り立っており、これをうまくコントールしてくれるのが、レシチンです。両方に馴染みやすい性質をもち、栄養の吸収や老廃物の排出を行ってくれます。

Foods

レシチンが多い食品

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    大豆

    大豆をはじめ豆腐・納豆・豆乳など、大豆を原料とするものには「大豆レシチン」が含まれます。

     
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    卵黄

    大豆よりもレシチンが多く含まれているそうです。卵黄に含まれるリン脂質のうち、約80%がレシチンと言われています。

     
 
効果

レシチンの効果

脂肪肝を取り除き、肝機能を高めてくれる

レシチンがもつ乳化作用は、健康な肝臓を保っていくために大きな力となります。肝臓に脂肪が溜まった状態を「脂肪肝」と呼び、この状態になると肝臓は本来の働きが十分にできません。その結果身体に負担がかかり、不調を招くこともあります。レシチンは肝臓に蓄積された脂質を溶かし、代謝を促進。肝機能がより良いパフォーマンスがとれるように、助けてくれます。

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さらに、乳化作用により溶けやすくなった各栄養素の吸収も。特に水溶性と脂溶性があるビタミンは、レシチンがこれらを包み込んで乳化作用を起こすことで、より吸収されやすくなるそうです。

肝機能を高めるほかにも、記憶・学習能力を高める、肌の調子を整える、認知症予防など、期待される効果は豊富。エネルギーの代謝効率を良くしてくれるので、血糖値を下げたり肥満予防にも最適です。ストレスの軽減にも良いそうですよ。

レシチンを摂取したラットの実験では、動脈硬化を防ぐ働きをする「HDLコレステロール」が増加したという結果も。

さらに、老廃物を排出する際にも一役買います。栄養素を吸収するときと同様に、細胞膜を通るのですが、このときにフィルターの役目を果たすのがレシチンです。老廃物がうまく排出できないと、細胞は不具合を起こし、身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

レシチンは私たちの体の調子を整えてくれる、ありがたい存在です。不足すると、細胞内で栄養素の伝達がうまくいかずに、疲労や不眠、動脈硬化などのトラブルを招く原因となります。肝機能の改善をはじめ、健康を保つために、食生活の中でレシチンを摂り入れることを意識してみてはいかがでしょうか。

・異なる動物性脂肪を与えたラットの肝臓における生化学的プロファイルおよび形態学的変化に対するレシチン補充の効果

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10905815

・ラットにおけるダイズレシチンの血漿脂質輸送および肝コレステロール代謝に及ぼす影響ダイズレシチンの血漿脂質輸送および肝コレステロール代謝に及ぼす影響

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12559476

 
Attention

レシチンを摂取する際の注意点

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    POINT1大量摂取はNG

    もともと食材に含まれる成分であることから安全性は高いと言われており、健康被害や副作用の報告はないそうです。ですが、大量に摂取すると下痢や腹痛を招く場合があります。摂取する際は適切な量を心掛けましょう。

     
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    POINT2アレルギー体質の人は要注意

    大豆アレルギーや卵アレルギーを持っている人は、注意が必要です。吐き気や嘔吐、場合によっては発疹がでることも。サプリメントで摂取する際も同様に、原材料をきちんと確認することが重要です。

     
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    POINT3薬との併用は医師に相談が必要

    サプリからレシチンを摂取する人で、普段から薬を服用している人は医師に相談しましょう。含有成分の関係で、薬の効果が強くなったり弱くなったりする場合があります。