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ビタミンE

若返りの栄養素!強い抗酸化作用を持つビタミンE

ビタミンEは脂溶性ビタミンのひとつで、脂に溶けやすい性質を持った栄養素。強い抗酸化作用があり、血管や肌といった細胞の老化を防止する効果があることから若返りのビタミンとも呼ばれています。そんなビタミンEが肝機能改善に与える効果や多く含まれる食べ物、摂取するときの注意点をご紹介します。

ビタミンEとは

ビタミンEは油脂に溶ける脂溶性ビタミン。身体の不調や老化の原因となる活性酸素を抑える働きがあります。植物油やナッツなどに多く含まれており、1日の摂取目安量は男性なら1日6.5mg、女性は1日6mg程度。

通常の食生活で十分摂取できますが、ダイエットをしている方は不足する恐れがあるので注意が必要です。体内に蓄積しやすい脂溶性ビタミンですが、ビタミンEは吸収量をコントロールできるため過剰症の心配はほとんどありません。

Foods

ビタミンEが多い食品

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    アーモンド

    100gあたり31mgものビタミンEが含まれているアーモンドは、ビタミンE含有量No.1の食品。1日20粒程度で手軽に目安量を摂取できます。美容やダイエットにも効果的なビタミンB2・食物繊維も豊富なので、健康効果の高い食品です。

     
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    サフラワー油

    紅花油とも呼ばれるサフラワー油。以前はリノール酸の摂りすぎになるため健康に良くないとされていましたが、現在は品種改良でリノール酸をカットしたハイオレイックタイプが主流なので安全です。購入する際はチェックしてみてくださいね。

     
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    うなぎ

    ビタミンEはもちろん、ビタミンAやビタミンB、DHA、EPAなど豊富な栄養素が含まれているうなぎ。肝機能改善のほか、夏バテ解消・疲労回復・高血圧予防など、さまざまな効果を期待できます。さらに低カロリーなので、体重が気になる方にもおすすめの食品です。

     
 
効果

ビタミンEの効果

身体のサビを防止して肝臓を守る

ビタミンEの主な効果は、抗酸化作用。活性酸素の働きを抑え、肝臓を守ってくれます。活性酸素には本来、病原菌から身体を守る役割がありますが、増えすぎると必要な細胞まで攻撃してしまいます。攻撃された細胞は酸化し、体調不良や老化の原因に…。

Check!

特に肝臓は、活性酸素が発生しやすい臓器。1日に一升瓶1200本分もの血液が流れ込む肝臓には、その分大量の酸素も送り込まれるため、活性酸素も発生しやすいのです。さらに肝臓の中性脂肪が酸化すると毛細血管が圧迫され、肝臓だけでなく全身に悪影響を及ぼします。

ビタミンEは、同じ抗酸化作用を持つビタミンA・ビタミンCと一緒に摂ると相乗効果が期待できます。ビタミンCはEの抗酸化作用を高め、ビタミンEはAの酸化を防止。ビタミンAはCとEの働きを長持ちさせる働きをするため、ビタミンEを摂る際は意識したいポイントです。

ビタミンEの摂取目安量は男性で1日6.5mg、女性で1日6mgですが、健康効果を実感するためには1日100~300mgが必要です。脂溶性ビタミンは体内に蓄積されますが、ほかのビタミンと比べてビタミンEは過剰症が起こりにくい栄養素。バランスの取れた食事を摂りつつ、サプリメントの用法容量を守れば摂りすぎの心配はないでしょう。

コレステロール値の低下

ビタミンEにはコレステロール値の低下を促す働きがあります。適度なコレステロールは体に必要です。しかし、悪玉コレステロールは血管を詰まらせ、動脈硬化を引き起こす原因。ビタミンEには悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げる働きがあります。特にビタミンEの中でも、トコトリエノールが血中コレステロール値を下げるといわれ、注目されています。

血行促進作用

ビタミンEは、血管を収縮させる神経伝達物質が生成させるのを阻害することで、毛細血管を拡張する働きがあります。血管が広がることで、血流が改善されるでしょう。さらに、過酸化脂質を分解する働きもあり、血液中に粘度のある物質が流れ出さないようにしてくれます。結果的に、さらさらの血液が流れるというメリットがあるのです。血行を良くすることで、冷え症や肩こり、頭痛などの症状の緩和にも役立ちます。

美肌効果

活性酸素が増えると、シミを引き起こす原因であるメラノサイトが刺激され、肌トラブルが増えてしまいます。ビタミンEには高い抗酸化作用があるため、活性酸素を取り除き、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑えることが可能です。活性酸素は細胞を老化させ、シワを増やすなど、肌荒れの原因を作ります。美肌になるには抗酸化作用のある成分が必要です。ビタミンEは高い抗酸化作用がありますので、美肌効果が期待できます。

また、ビタミンEは血流改善効果も期待できる成分です。血行が良くなることで、栄養が行き渡り、細胞の新陳代謝も活発になります。血色も良くなるため、より若く見えるメリットがあるでしょう。


・アルコール常用による疾患に対するビタミンEの防御作用 : 特に心及び肝臓疾患について

http://ci.nii.ac.jp/naid/110002848697

・ビタミンEの抗酸化作用

http://ci.nii.ac.jp/naid/110002847499/

・ビタミンE,レシチン同時投与ラットのコレステロール値について

http://ci.nii.ac.jp/naid/110002846939

 

ビタミンEはどんな人におすすめ?

ビタミンEは血行が悪い人におすすめです。運動不足などで肩こりや頭痛がひどい、冷え症である、といった人は血行が悪いもの。運動をして血行を良くするとともに、ビタミンEを摂取していきましょう。

また、ビタミンEの血行を良くする効果は美肌にもつながります。さらに、シミやくすみに悩んでいる人、美白ケアをしたい人におすすめです。ストレスが気になる人や、紫外線を浴びることが多い人、喫煙する人、激しい運動をする人などは、活性酸素が増える傾向にあります。抗酸化作用の高いビタミンEを摂り、活性酸素を増やしすぎないようにしましょう。

抗酸化作用の高いビタミンEは、肝臓に負担をかける生活をしている人にもおすすめ。悪玉コレステロールを減らしたい人も、ビタミンEを積極的に摂るようにしましょう。コレステロールは肝臓で代謝されるものです。コレステロールを減らすことが、肝機能の向上にもつながるでしょう。

Attention

ビタミンEを摂取する際の注意点

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    POINT1抗血液凝固剤を服用している方は要注意

    ビタミンEには血行促進効果があるため、血栓防止のための薬を服用している方は要注意。小さなケガで血が出るようになったり、血が止まりにくくなったりすることがあります。サプリメントを飲む際は、医師に相談のうえ摂取するようにしてください。

     
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    POINT2摂り方によってはカロリーオーバーになることも

    ビタミンEは脂溶性のため、ナッツや油などの比較的カロリーが高い食品に多く含まれています。同じ食品で摂り続けるのではなく、バランスのよい食事を心がけ、サプリメントもうまく取り入れながら摂取するといいですよ。

     
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    POINT3油やナッツは保存状態にも気を付けて

    ビタミンEが多く含まれるサフラワー油やアーモンドですが、保存状態にも注意が必要です。特に油は長く空気に触れると酸化してしまいます。ビタミンEの抗酸化力も低下してしまうので、なるべく小さなボトルで購入し、早めに使い切るようにしてください。